アクティビティ

宇多津古街は歴史もあり、何気なく散策するだけでも楽しめる、穏やかな瀬戸内の小さな街です。
散策マップを片手にふらっと出かけてみてください。
また、ちょっとしたハイキング(青ノ山、224m)をしたり、臨海公園に行けば瀬戸大橋を眺めたり、四国水族館で楽しむこともできます。

より深く宇多津や古街を探検してみたいという方には、ガイドツアーをご準備することも可能です。
ご興味のある方は、お問合せください。


小さな街、古街を歩く

宇多津は、利便性もよくコンパクトな街です。古街の家に滞在しながら周辺を散策して楽しめます。

祠のあるまち

日々の暮しは、本町・水主町などの町(マチ)が舞台。路地を行くと、各町ごとに祀られている神社を見かけます。地区の集会所と兼用されているところもあり、また、街角には木造の金毘羅灯籠があり、町民が交代で火を灯していたといいます。社(やしろ)や祠(ほこら)が人々を繋ぎとめ、生活を支える場ともなっています。江戸時代以来、こうした暮らしが少しずつ形を変えながら、現在にも息づいてきたのです。

地割

江戸時代に古街の都市計画はほぼ完成し、明治・大正・昭和を経て現在まで受け継がれることになりました。丸亀街道と金毘羅街道を軸線として、格子状に街路が形づくられています。先人たちの知恵が結晶して、現在のまちの美しさ、暮らしやすさにつながっています。

町と町名

街路をはさんで向かいあう家々が一つの町をつくっています。江戸時代以来の歴史をもつ、本町・浦町・今市・鍛冶屋町・水主町(かごまち)・伊勢町・倉の前・浜町・西町・横町・海岸町・山下・大門・田町・新町・塩浜などがこれにあたります。現在の自治会は、この町名とまとまりを引き継いでいます。

古街の町家

古街には、江戸時代末期から昭和初期の町家が残っています。町家は、伝統的な都市建築で、間口が狭く、奥行きの長い「うなぎの寝床」(短冊形)の敷地に建てられます。虫籠窓や出格子の持ち送りが手堅くまとめられていて、おとなしい表構え。しかし、明治期の早い時期に洋間を取り入れ、上質の御影石をふんだんに使うなど、確かな技術と手間をかけた町家が多く、通りに面して「平入り」で、主屋の横に離れ座敷を持つ大型の町家が道路境に塀をつくり、宇多津独特の景観をなしています。
町家内部の片側には、通りから中庭に抜ける土間があり、通路や炊事場の役割を果たしました。もう方々には、その奥には生活空間にあたるダイドコロや座敷がありました。


うたづさんぽみち